2025年5月 クレア保育園だより
少しずつ春の陽気が感じられるようになり、戸外での遊びが心地よい季節になりました。
先日は公園でお花見をし、色とりどりの花に囲まれながら、みんなでゆったりとした時間を過ごしました。
花びらを見つめたり、お友だち同士で春を感じるお話をしたり、自然の中でのびのびと遊ぶ子どもたちの姿が印象的でした。
5月の行事予定
15日 地震避難訓練
緊急地震速報の対応及び津波警報を想定した訓練を行います。
20日 身体測定
保健だより
歯が生えたら歯みがきスタート!虫歯予防は毎日の習慣から
歯が生え始めたら、少しずつ歯みがきを始めるタイミングです。園では食後にお口の中を清潔にする習慣づけをしています。ご家庭でも、毎日の中で楽しく取り入れてみてください。
■歯ブラシの選び方
歯ブラシは、ヘッドが小さく、毛先がやわらかいものを選びましょう。
ガーゼや指サックタイプから始めるのもおすすめです。
■歯みがきの方法
【生え始めたばかりの頃】
・ガーゼや指サックで、歯と歯ぐきをやさしく拭きましょう。歯みがき粉は不要です。
【歯が何本か生えてきたら】
・フッ素入り歯みがき粉(少量)を使い、歯ブラシでやさしく磨きましょう。
・時間は1~2分を目安に。仕上げは保護者が行いましょう。
■歯みがきのタイミング
歯みがきは、朝起きた時と寝る前の1日2回が基本です。
食後すぐより、30分ほどあけてからの歯みがきがおすすめです。食後はお口の中が酸性になり、すぐに磨くと歯の表面を傷つけることがあります。
■虫歯予防のポイント
・飲み物はお茶や水を中心にしましょう。
・おやつやジュースは、時間と量を決めて与えましょう。
・歯みがき後の飲食は控えましょう。
・同じタイミングで習慣づけましょう。
・嫌がるときは短時間でもOK。絵本や音楽で気をそらすのも◎。
・仕上げみがきは大人がやさしく行いましょう。
■歯科検診を受けましょう
小さな虫歯も早期発見・早期治療が大切です。
園では年1回の歯科検診を実施していますが、ご家庭でも定期検診の受診をおすすめします。
■まとめ
乳幼児期からの歯みがき習慣は、将来の歯の健康に大きく影響します。お子さまが楽しく、無理なく歯みがきを習慣にできるよう、やさしくサポートしてあげてくださいね。
虫歯予防のために、食生活や歯みがきのタイミングにも気をつけて、健康な歯を育てていきましょう。
食育だより
毎日の食事作りに役立つ!簡単栄養バランスごはん
園生活にも少しずつ慣れてきた頃ですが、気温差があり体調を崩しやすい時期ですね。
そんな時こそ、毎日の食事が元気のもと。でも、日々の中で毎回、栄養バランスを考えて作るのは大変、という方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は「簡単で栄養バランスのよい食事」のポイントをご紹介します。
■栄養バランスの基本は「主食・主菜・副菜」
栄養バランスのよい食事とは、主食・主菜・副菜の3つがそろった食事のことです。
・主食(糖質・炭水化物)
身体を動かすためのエネルギー源になります。朝ごはんに主食をしっかりとることで、脳や体が元気に動き始めます。
《例》ごはん・パン・麺類など
・主菜(たんぱく質)
筋肉や血、骨など体をつくる材料になります。特に成長期の子どもにとってはとても大切な栄養素です。主菜が不足すると、体調を崩しやすくなることもあります。
《例》肉・魚・卵・大豆製品(豆腐・納豆など)
・副菜(ビタミン・ミネラル・食物繊維)
体の調子を整える働きがあります。便秘の予防や免疫力アップにもつながります。
《例》野菜(にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー など)・海藻・きのこ類など
■忙しい日もかんたん♪献立例
例①:ごはん(主食)+卵焼き(主菜)+ゆで野菜(副菜)
→にんじんやブロッコリーなどを前日にゆでておくと、朝もラクに準備できます。
例②:うどん(主食)+豆腐入り野菜スープ(主菜+副菜)
→うどんに豆腐と野菜を入れて具だくさんにすると、一品でも栄養をしっかりとれます。
例③:ツナマヨチーズトースト(主食+主菜+副菜)
→ツナマヨと玉ねぎ・ピーマン・コーンなどの野菜を食パンにのせ、とろけるチーズをかけてトースターで焼きます。栄養バランスがよく、見た目も彩り豊かです。
野菜は少量でも、ゆでたり電子レンジで加熱するだけで立派な一品になります。
果物や乳製品(ヨーグルト・牛乳など)も取り入れると、よりバランスが整いやすくなります。
■まとめ
「主食・主菜・副菜」の3つを少し意識するだけで、栄養バランスがぐっと整いやすくなり、お子さまの健やかな体づくりにつながります。
無理なく、できることから気軽に取り入れてみてくださいね。
お家の方へのお願い
お着替えセットのご準備について
気温の変化が大きくなる季節です。園で快適に過ごせるよう、半袖・長袖の両方を含めたお着替えセットをご準備いただきますようお願いいたします。上下の衣類、肌着、靴下をそれぞれ多めにご用意いただけると安心です。すべての衣類に記名をお願いいたします。使用済みの衣類は随時お持ち帰りいただき、翌日までに補充をお願いいたします。
保育中の服装について
園では日中たくさん身体を動かして遊ぶため、動きやすい服装での登園をお願いいたします。フード付きの上着や、スカート・ワンピースは遊具に引っかかる危険があるため避けていただけると安心です。また、ボタンや飾りが取れやすい服は、誤飲やけがの原因になる可能性があるため、できるだけシンプルな服装での登園にご協力をお願いいたします。
クレア保育園教育カリキュラム
モンテッソーリ教育のお仕事
「ピック刺し」は、小さな穴にピックを1本ずつ丁寧に差し込む教具です。指でつまんで狙った場所にまっすぐ刺すことで、手と目の協応や集中力、指先の細かな動きが育ちます。一見単純に見えますが、力を込めすぎず優しく扱う繊細な動作が求められます。「力の調整」や「指先のコントロール」が自然と身につきます。
活動に取り組む子どもたちは、真剣な表情で目と指先を穴に集中させていました。周囲の物音も気にならないほど、手元に集中していました。ピックがきれいに刺さると嬉しそうに微笑み、「できた!」という喜びを味わっていました。こうした日々の積み重ねが、子どもたちの成長につながっているのだと感じます。
創造(造形)
4月は「ちょうちょ」を作りました。筆で絵の具を手のひらに塗るとくすぐったそうにしていた子どもたちでしたが、筆の感触に慣れてくると塗る様子をじ〜っと見ていました。完成すると、「ちょうちょう〜♪」と歌ったり、手をちょうちょの形にしたりして、とても嬉しそうでした。
5月は「てんとうむし」を制作します。シールを貼ったり、指に絵の具をつけてスタンプをしたりしながら、てんとう虫の目や模様を表現します。どんな個性あふれるてんとう虫が完成するのか楽しみですね。
読み(絵本)
5月のおススメの絵本(紙芝居)を紹介します。
気になる絵本があったら、是非書店に足を運んでご覧になってください。
こぐまが着がえをしようとしています。でもなんだか変ですよ?シャツを足からはいてしまったり、パンツを頭からかぶってしまったり、ぼうしを足にはいてしまったり。こんなときは、どうすればいいのかな?一生懸命考えたこぐまは、さいごにはシャツもパンツも上手に着がえて、おでかけです。こぐまのユーモラスな動きとちょっととぼけた表情は、洋服を自分で着たり脱いだりできるようになるころの小さな子どもたちそのものです。
日曜日の朝、あやこは飛び起きます。カーテンを開けると、お日様が顔を出しているので、ピクニックの決行です。台所にいくとお母さんがお弁当作りの真っ最中です。お父さんもバッグに荷造りの途中です。ピクニックにでかける前の、小さい女の子のはずむ心と、子どもの気持ちに寄り添う両親の姿をていねいに描きだしています。家庭を舞台にした、のびやかでほのぼのとした絵本です。
英語
4月は「「What's Your Name?」と「If You’re Happy and You Know It」を見ました。「「What's Your Name?」 子どもたちは「ハロー!」の歌詞をすぐに覚えて口づさんでいましたよ。また、新入園児のお友達も「If You’re Happy and You Know It」の後にパンパン!と手拍子するなどノリノリの可愛い姿を見せてくれました。
先月の「If You're Happy and You Know It」に引き続き、体を動かしながら英語に親しめる曲です。
保育者の動きを真似したり、お友だちと一緒に体を動かしながら、楽しく英語の歌に触れていきたいと思います。
子ども達はアップテンポな歌が大好きです。」「BANANA.NA.NA.NA〜」の後に「ヘイ!」「ホイ!」の愉快な合いの手を入れながら英語を楽しみたいと思っています。
音楽(うた)
4月は「チューリップ」と「ちょうちょ」の歌を楽しみました。優しいメロディーに合わせて、体を揺らしたり、手をひらひらと動かして蝶々になりきったりと、それぞれのペースで楽しんでいた子どもたち。お部屋や園庭で本物のチューリップやちょうちょを見つけると、「チューリップ!」「おんなじ!」と指差して教えてくれる姿も見られました。歌を通して季節に親しみ、みんなで楽しく歌いました。
「おつかいありさん」
小さなアリさんが一生けんめいに歩く姿がかわいらしい歌。子どもたちは「ちょこちょこちょこちょこ」とリズムにのせて歌うのが大好きです。
「ぶんぶんぶん」
元気なハチさんが飛びまわる様子をリズミカルに歌える一曲です。子どもたちは手を羽のように動かしながら、楽しそうに参加しています。自然や虫たちへの興味が広がるきっかけにもなってくれたらと思います。
「むすんでひらいて」
歌に合わせて手をぎゅっとむすんだり、ぱっとひらいたり、手を上下に動かしたりと、シンプルな動きの中に手指や腕の発達を促す要素がたくさんつまっています。繰り返しのリズムも心地よく、自然と体が動き出しますよ。最後には飛行機や自動車など、子どもたちの好きなものに変身して、にこにこ笑顔で遊ぶ様子が見られそうです。遊びながらイメージをふくらませる力も育んでいきたいと思います。